大島 甘夏畑イノシシ対策2

イノシシ被害にあったそのあと、今後この畑の獣害対策をどのようにしていくか話し合いました。効果があると言われているのは電柵を設置することですが、島外にいる私たちには維持管理が難しく効果が期待できないという判断に。

前回の応急処置の後にできたと思われる枝をひっかいた傷跡。相変わらずイノシシは出入りしているようです。木の根元にいるミミズを食べに来ているようで、掘り返した跡があちこちに。

甘夏の花が咲きあたり一面にいい香りが漂っています。枝が折られてしまい再生するか心配ですがそんな枝からも新芽がでています。自然治癒力でしょうか。

話し合いの結果、当面は畑の整備をしながら区画周辺の鉄柵を補強することにしました。畑の横の管理されていない土地からは、ダンジュクと呼ばれている細い竹がものすごい勢いで生い茂っています。日光を遮ってしまうばかりか、ダンジュクの茂みはイノシシの隠れ場になりやすいので年内に一掃できればと考えています。

ほかの中山間地域と同様に島でも獣害対策は一筋縄ではいかないようですが、元をたどれば山を管理できなくなったこと、人口流出、高齢化に伴いに耕作放棄地が増えたこと、頭数が異常に増加したことによるエサ不足など、原因は複雑に絡んでいるようです。