気候が良くなってきたため雑草が元気いっぱい伸びていたさつき松原同様、大島の甘夏みかん畑にも雑草がたくさん生えてきているようで…
「そろそろ畑のお手入れをするよ」と、いつも甘夏みかん畑作業でお世話になっている方よりお声かけいただき、自社で区画所有している畑のお手入れに行ってきました。
港について、海沿いを歩くこと15分弱、途中通り雨に見舞われつつ甘夏みかん畑に向かいます。
到着すると、いつも甘夏みかん畑作業でお世話になっている方が、すでにユンボで雑草たちをなぎ倒してくれていました。畑の広さは一反と少しあるので私たちだけで作業するとなると1日がかりになってしまうのでとてもありがたいです。
私たちは倒された雑草を木の周りにぐるりと円を描くように置いていき、そこに肥料をまいていきます。
甘夏みかんの枝をよく見ると、ポチポチと緑の新芽やつぼみがかおをだしていました。5月ごろに甘夏みかんの花が咲くそうです。つぼみがたくさんついているので楽しみです。
最後に、空いている畑に甘夏みかんの苗を5本植えました。今は少し寂しい景色ですが、4年後にはたくさんの葉っぱや実が付いて、ずいぶんと賑やかになっているといいなぁと期待をこめて植えました。
行きは小雨交じりの中、黙々と畑に向かっていたけれど、帰りは少し大島の景色も堪能できました。
同じ宗像でも船に乗って移動すると畑作業をしに来ただけなのに、なんだか少し遠くに来たような気分になりました。
福岡県で一番大きな島である大島は、島特有の霜が降りない温暖な気候が柑橘の栽培に適しているため甘夏みかんが島の特産物として有名です。
海千では香りの強い早生の時期に甘夏みかんを収穫しますが、宗像の産地直売店に並び始めるのは4月下旬~6月頃。さわやかな酸味とさっぱりとした甘みが特長です。潮風と太陽の光をたっぷり浴びた宗像の初夏の風物詩である甘夏みかん。見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。