栄養分をたっぷり蓄えた椿油です。

宗像市地島には天然ヤブ椿の群生があります。

降り注ぐ太陽と潮風で生成された山の養分を吸収した椿の実が、10月中旬地面に落ち始めます。山の斜面に立つ椿の木は、どれも立派に成長していて、巨木となっているものもあります。枝になっている実を竿で振り落とすのも一苦労。足場の悪い斜面での作業が一日ずっと続くのだそうです。

敷地内を手作業で拾い集め庭先で乾燥させると実が割れるので、中から種を取り出して2週間ほどかけて十分に乾燥させます。ここで十分に乾燥させることが、質のいい椿油を抽出できるポイントだそうです。乾燥した種を各家庭ごとに麻袋に入れて、精油加工場に持ち込みます。

この作業場では、非加熱の専用機械で絞る作業を行います。圧力をかけながら種を潰していくと、粘りのある油がゆっくりと流れてきます。椿油はスキンケアとして使用されることが有名ですが、島では食用として椿油を使うことがあるとのこと。また、昔は家の木材の手入れなどにも使われていたそうです。

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