離島支援の一環で遊休地利活用として甘夏みかん畑の区画所有を始めたこともあり、畑の甘夏みかんをお客様と一緒に収穫しました。
この民間企業の区画所有制度は、大島の産物を使った新しい商品開発や、島との協同によってなんらかの効果を生むことを目的として、行政が間に入って島の活性に取り組んでいる事業の一つです。大島は甘夏みかん栽培が有名でいたるところに畑がありますが、手入れができなくなっている現状もあるそうです。新しい資源を作り出す傍らで、いまある資源をうまく利用して活性化させる取り組みも行われています。海千は甘夏みかんの栽培はもとより、畑仕事にはまったくの初心者です。農家さん、行政のサポートをいただきながら勉強させていただきたいと思います。
甘夏みかんは1玉が意外に大きくて重みもあります。3玉もあれば1キロぐらいになります。
上手なハサミの入れ方などを教わり、香りに誘われるように甘夏みかんを取っていきました。お客様も袋いっぱいに収穫され、満足していただいた様子でした。
昼食会場まで徒歩移動の途中で、かんす海水浴場前にある「MUSUBI CAFE」に立ち寄り”甘夏レモネード”をいただきました。もちろん、大島の甘夏みかんを使ったレモネードです。作業をして汗ばんだこともあり、シュワッとしたのどごしが、「んー、ほどよく甘くてさっぱり!」おいしかったです。
昼食会場は公園です。海とフェリーを眺めながらピクニックといったところです。テーブルにならんでいるのは、海千の明太子をトッピングした大島米のおにぎり、大島産のあかもくを使った即席スープ、とりたての甘夏みかん、さらに「MUSUBI CAFE」さん手作りの大島産ひじきを使ったナゲットです。今回は大島のものにこだわったメニューです。さらに、移動販売「フィッシャーマンキッチン」さんの漁師サンド。獲れたての白身魚をフライにしてバンズにはさみ、特製ソースがたっぷりとかけられています。どれもこれも美味しかったです!
昼食後は、甘夏みかん明太子作り体験教室を行いました。おそらく、大島で明太子作り体験を行ったのは初めてではないか、とのことでした。さっきみなさんに収穫していただいた甘夏みかんの印象が残るうちに、海千ではどんなふうに甘夏みかん明太子が作られているか体験していただきました。説明の合間に工場長の出題するクイズで会場は盛り上がりましたよ!正解者には、あかもくせんべいや、たらこをプレゼント!
最後に記念撮影を行いました。少し緊張気味の朝一番の表情から、潮風を浴びて和んだような表情になってみえたのが印象的でした。ご参加ありがとうございました。みなさんと一緒に大島の初夏を楽しむことができて、良かったです。